誰にも会わず、黙々と一人で木を挽くのはこの上ない幸せな時間。仕事があることがとてもありがたい。こうして仕事していると、いろんな事に感謝したくなる。大嫌いな奴にさえ、何かしらの感謝が生まれる。
自由な時間に自在を重ねて、自らを鼓舞しながら、ひたすらに働く。もちろん、完璧ではない。誰かに迷惑をかけながら生きている。それでも、自分にとって必要の無い相手なら遠慮なく背を向ける。己のしている事に責任を持つという、覚悟をして腹を括ったからできることだ。
貧乏だけど貧しくはないこの暮らし。
何も無いけれど、豊かな生き方を少しずつ実感している毎日。
それも、こうして仕事があるからこそ。さあ、まだまだ、たくさん挽かなきゃいけない。怪我しないように、穏やかに遠くまで行こうと思う。
