夜中の3時。寝苦しくて目が覚めて、シャワー浴びて、木酢液入りのお湯を浴びてサッパリしてから、外へ出てみた。
雲の合間に木星が輝いていて、ああ美しいと眺めていたらその視界の真ん中で大きな流星。
そうか、ペルセウス座流星群だ。十数分の間に4個見た。雲の上を星が奔る。神秘的。
よく見たら、もうプレヤデスがかなり高い位置まで登っていた。確実に、時は流れて、父なる太陽と地球の位置関係は、北半球の秋に向かっているんだなあ。
やりたいと思ったことは、例えやってみないと、どうなるか分からないことだとしても、やはりやろうと思うんだ。体制、体裁整えているうちに人生終わってしまうんだ。準備万端整えてからよりも、動きながら考えよう。いつもそう考えている。
宇宙(そら)を眺めていると、そんな前向きな考えになる。気づいたら、全体に薄雲がかかってきた。
だけど、何年も同じ場所から見ているこのそら。同じ日、同じ時間には必ず同じ位置に同じ星がある。雲で見えないのに、星座の位置はわかっている。
雲の切れ間にペガサスの四辺形。うっすらとカシオペア。そして、アンドロメダ。やっぱり、そこにあった。
何千年も、何万年も前から、同じ日の同じ時間には同じ星が見えていたはずだ。
普遍であり、不変なこと。これ以上の安心感はない。
曇っていて見えないのに、そこに必ずある。雲が切れたら、そこに現れてくれる。
日々の仕事はいろいろで、思いどうりには進まないけど、事業主として、利益が少なすぎて笑ってしまうくらいだけど、やっている事に、矛盾も不安も無い。
星々は、こんなちっぽけな人間たちのことなど、全く関係なくそこに存在している。
そんな立秋の夜。