歳月は、元来、長久なものであるが、気ぜわしい者が、自らせきたてて短くする。
天地は、元来、広大なものであるが、心根の卑しい者が、自ら狭くする。
四季は、元来のどかなものであるが、あくせくする者が、自ら煩わしいものとしている。
始まりと呼ばれるものは、しばしば終末であり、終止符を打つということは、新たな始まりである。
終着点は、出発点である。
人は大きな目的をもってこそ、おのずから大きくなる。
若い人には若い日の花があるのと同時に、老いたる人には老人の日の花があるのだ。
これ、かなり前に読んで、メモしてあったコトバ。
還暦を過ぎ、衰えの実感は確かにあるけど、老いへの恐怖って、実はほとんど無い。
自惚れかもしれないけど、僕の未来は明るいし、俺はカッコイイ爺さんになってる。いい感じに枯れてゆきたい。
そうなるためには、たった一つ。自らに課すことがあるんだ。
それは
「誰とも戦わないけれど、誰にも負けない」
ってこと。