山を相手にするということは、地球を相手にすることです。僕ら木こりは、山に絶対の畏敬の念を払いつつ、山から資源を頂かなければなりません。超えてはならない一線を意識しつつ、立ち向かってゆくことに、仕事の喜びがあります。 間伐続きを読む “間伐について”
投稿者アーカイブ:炭やき人
間伐材というランクの木はない
「間伐材」ってランクの木はありません。僕は「間伐」を仕事で請けます。間伐した木を出して、挽いて、製品にします。その木々は立派な「木材」です。「間伐」は施業の一種であり、木の品質を示す言葉ではない。今まで、何度も聞いて残念続きを読む “間伐材というランクの木はない”
山のめぐみで生かされる
お世話になっている人から山を預かり、間伐仕事を請けた。伐った木を生かそうと、自分で製材も始めた。その木がどこで生きてきたかハッキリとわかる。トレーサビリティをかけるなら、それは僕自身の軌跡を示すことになる。伐り旬を守り、続きを読む “山のめぐみで生かされる”
師匠の教え
いくら浄化に贅を尽くしても 私たちは山が水を生むようには美しい水を生むことはできない とどのつまり、水を守るには山を守るしかない そして、その山を守るには、山を守る人を守るしかない 師匠の小屋にある日、続きを読む “師匠の教え”
原点
全ての源は「山」だと思う。命の水を生み出すのが「山」だから。そして僕は、その「山」を相手に仕事させてもらっている。僕の場合、炭の原木をいただく場所である。大事な原料の調達場所。炭にするのは、樫やコナラ、アベマキ、シデ、桜続きを読む “原点”
僕の仕事
僕の仕事は「炭やき」「木こり」「木挽き」だ。僕の木こり仕事は、個人で個人の山を請ける形。施業形態は「間伐」。施主の自主間伐を手伝うやり方。もちろん、施主にも伐ってもらう場合がある。3割とか4割とか、伐り置き間伐なら仕事は続きを読む “僕の仕事”
何もしらない人たち
現場で嫌な思いをした。たまたま用事があってでかけると、平日だというのに、6人の初老男性が作業していた。 僕が約一年前に伐ったたくさんの木(スギ・ヒノキ・マツなど)がキレイに片付けてあった。必要以上の片付け方にビックリした続きを読む “何もしらない人たち”
山で見る夕日
一心不乱に山仕事した後、肌寒いくらいの気温と、山の夕方独特の空気を味わっていたときの事、ふと見上げると夕日が真っ赤。山の稜線の上に浮かんでいる太陽はすごい存在感を放つ。急いでコーヒーを淹れ、切り株に腰をおろして眺める。ゆ続きを読む “山で見る夕日”