何かと忙しい毎日。ふと山を見れば、淡い新緑と今年最後の花を咲かせる山桜たち。年に一度、咲きたいから咲くサクラ。年に一度の自己主張なのかな。 儚く消えゆくモノが愛おしい。 それを大切にするような生き方をしたいと、常々想う。続きを読む “春の日に”
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偏屈なおっさんの独り言
年度末。いつもなら何かと忙しく、落ち着かない日々なんだろうけど、確定申告も先月終わらせて、とりあえず現場仕事も落ち着いている。請けている仕事はあるけど、どれもコントロールできている。 この数日、雨で何となく頭痛がしている続きを読む “偏屈なおっさんの独り言”
夜中に工場で
22年前の修行中、夜中に師匠の窯に薪をくべていた。静かに燃える炎を見ながら、俺はこの仕事で生きてゆくんだと、携帯も通じない山奥の、誰もいない窯の前で、静かに覚悟を魂に宿した。 そして今、やはり誰もいない工場の、自分の窯に続きを読む “夜中に工場で”
命のリズム
毎日太陽が昇り、沈む。 その位置が日々変わってゆく。 でも毎年、同じ日に、同じ位置に戻る。 一年で季節を巡る。命のリズムの繰り返しだ。 そのリズムは、母なる地球が、父なる太陽の周りを大きく回るときのリズムだ。 今日も山の続きを読む “命のリズム”
明けましておめでとうございます。
今日(2月10日)は旧暦正月。先週が立春だったから、一番近い新月である今日が旧正月。全てが生まれ変わるような日。 24節気(太陽と地球の位置関係)と旧暦(地球と月の位置関係)が、この星で生きる動物として、宇宙の真ん中で全続きを読む “明けましておめでとうございます。”
炭やき仕事
午前1時。工場に来てる。昨日から窯を焚いてるので、初日はこうして夜中にも薪をくべに来るんだ。 見上げると、同じ位置に同じ星。南の山の上には冬のダイアモンド、北には北斗七星からの春の大曲線。 月は昨日と位置を変え、ほんの少続きを読む “炭やき仕事”
今年もお世話になりました
2023年も終わり。今年は怪我に泣かされた。特に夏以降、参った。全て、自分の責任。しかも、仕事の道具(草刈り機と製材機)での怪我。情けない。それでも、還暦過ぎのこのポンコツおっさんのカラダでも、日に日に怪我は回復してきて続きを読む “今年もお世話になりました”
変わらぬ想い
山仕事をすると、不思議な感覚になる。 多分、命の源に触れるからなのだろう。 母なる大地と、父なる宇宙(そら)をつないでいるのが山の木々たちだ。 大地に根を張り、その恵みである水と養分を吸い上げ、宇宙(そら)に向かって枝葉続きを読む “変わらぬ想い”
向かい風
この三か月、二度の怪我で仕事のスケジュールが大幅に変わり、段取りが狂い、結局やることは変わらないので、痛みを堪えて無理する事になった。我ながら還暦を過ぎてからの、異常な暑さの中で、この状況をよく乗り切ったと思う。それでも続きを読む “向かい風”
束の間の休日に
束の間の休息を味わった数日。また明日からは現場だ。 そんな、何もしないと決めた日の夕暮れ。太陽が西の稜線に沈む。 実は太陽が沈むのではない。太陽は太陽系の恒星なので動かない。動いているのはこの地球だ。母なる地球は、何十億続きを読む “束の間の休日に”