午前1時。工場に来てる。昨日から窯を焚いてるので、初日はこうして夜中にも薪をくべに来るんだ。 見上げると、同じ位置に同じ星。南の山の上には冬のダイアモンド、北には北斗七星からの春の大曲線。 月は昨日と位置を変え、ほんの少続きを読む “炭やき仕事”
投稿者アーカイブ:炭やき人
今年もお世話になりました
2023年も終わり。今年は怪我に泣かされた。特に夏以降、参った。全て、自分の責任。しかも、仕事の道具(草刈り機と製材機)での怪我。情けない。それでも、還暦過ぎのこのポンコツおっさんのカラダでも、日に日に怪我は回復してきて続きを読む “今年もお世話になりました”
変わらぬ想い
山仕事をすると、不思議な感覚になる。 多分、命の源に触れるからなのだろう。 母なる大地と、父なる宇宙(そら)をつないでいるのが山の木々たちだ。 大地に根を張り、その恵みである水と養分を吸い上げ、宇宙(そら)に向かって枝葉続きを読む “変わらぬ想い”
向かい風
この三か月、二度の怪我で仕事のスケジュールが大幅に変わり、段取りが狂い、結局やることは変わらないので、痛みを堪えて無理する事になった。我ながら還暦を過ぎてからの、異常な暑さの中で、この状況をよく乗り切ったと思う。それでも続きを読む “向かい風”
束の間の休日に
束の間の休息を味わった数日。また明日からは現場だ。 そんな、何もしないと決めた日の夕暮れ。太陽が西の稜線に沈む。 実は太陽が沈むのではない。太陽は太陽系の恒星なので動かない。動いているのはこの地球だ。母なる地球は、何十億続きを読む “束の間の休日に”
師の教え
いろいろな情報が飛び交い、何が正しいのかわからなくなる。 いろいろな人が無責任に口を挟み、どこへ行ったらいいのかわからなくなる。 誰もが、自信たっぷりなのに、いざとなれば無責任に逃げる。 そんな回りの流れに抗ってでも、僕続きを読む “師の教え”
こんな日
今日は雨の予報だったし、夏の疲れもあって、一日家にいた。誰とも会ってないし、誰とも話してない。 こんな日もあっていい。米も野菜もあるから、お金も使っていないけれど、電気やら水道やら、生きてゆくための経費はかかる。最低限の続きを読む “こんな日”
今はまだ
夢の途中。子供のころからあこがれていた生き方に、ちょっと近づいている。 山の恵みを必要なだけいただき、それを糧に地味に生きること。 活動家たちの浮かれた様子を横目に、僕は山に向かう。彼ら活動家の目的は「地域のため」とか、続きを読む “今はまだ”
私の仕事
いくら浄化に贅を尽くしても、 私たちは山が水を生むようには 美しい水を生むことはできない とどのつまり、水を守るには山を守るしかない。 そして、その山を守るには、 山を守る人を守るしかない 我が師匠、斎藤和彦続きを読む “私の仕事”
秋の気配
明日の契約打合せ(ちょっと大きな伐採仕事)に向けて資料を作っていて、久しぶりに日付が変わるまで起きている。 資料もでき、印刷を済ませてから外へ出てみた。 ひんやりとした空気。少しだけ、秋の気配だ。そう言えば今日の昼間、ツ続きを読む “秋の気配”
